カリカリ梅こんぶ

文句言って逃げる人生

ミラー・ツインズとラジエーションハウス見たよ

 

「ミラー・ツインズ」「ラジエーションハウス」を見た。
今期の春ドラマって絶望的なの。
いやまだ慌てる時間ではない。だってまだ三本しか見ていないもの!

 

※安定の一話ネタバレ

 

ミラー・ツインズ

セットが雑
最初にテレビ見ていた場所どこだよ、って思ったけどもしかしてあれ警視庁の一室ですか?
随分とこざっぱりしてますね。いや実際の警視庁見たことないんですけれど、漫画やドラマではごちゃごちゃと並ぶ机。乱雑に置かれた資料や走り回る刑事、パソコンにかじりつく人。または広い部屋で大型スクリーンを見る刑事たち。なんかそんなイメージがあったので、あんな人がまばらで各々が適当な場所からテレビを見ているというセットのおかげで場所の把握がしにくかったです。

言葉でいちいち視聴者に伝えようとするのに、セットや背景は視聴者のイメージに寄せてこないんですね。
主人公一人二役にしてキャスト費用ケチってんだからセット代ケチるなよ。

 

台詞が意味不明
警視庁の一室には見えない部屋で主人公が喧嘩売られたときに言われた「自己中心的な正義がムカつくんだ!」ってよく分からないんですけど、普通に「当時の刑事が無能だったから自分が刑事になって職権乱用して捜査しようとしてるのがむかつくんだ」的なのをもっとまとめて言えばよくなかったですか?
あと父親が亡くなった後の「呪いだ…」も何言ってんだこいつだったんですけれども。普通に「俺のせいだ」だけでよかったと思います。その前のシーンで色々な人から散々もう苦しまなくていいんだよ、って勇気付けられてからの「呪いだ…俺が生きてるなんて言ったから…俺のせいだ…」は思わず鼻で笑いました。何言ってんだこいつ。呪いて。
誘拐されていた双子の兄だか弟だかが生きていて主人公(刑事の方)の運命が変わっていく…みたいな無難なストーリーを台詞で補おうとしたら大滑りした感が強かった。

 

主人公が能面
純粋に演技が下手。もっと表情筋使って。

 

また内容について書き忘れました。つまりそういうことです。

 

ラジエーションハウス

登場人物紹介がない
致命的過ぎん?
枠も拡大してもらったのに登場人物のしっかりとした説明ありました?
なかったですよね。
冒頭の主要人物がエレベーターまで歩いて集合するシーンは、それぞれが私服で個性を主張していたのに、それ以降、名前すらまともに新人二人に言わないため、どんどん印象が薄れていき、結局まともな登場人物紹介はなし。

そりゃそうだよね、新人二人がきた時点で名前名乗らないし顔のアップもないんだもん。そのタイミング逃したらあとどこでするんだって話。
よくわからない画像の解析とか数字の羅列とかキーボードパチパチとかのシーン入れるんだったら主人公がこれから共に仕事をしていく人達の紹介してください。
一話完結物で主要人物一人一人に焦点あてていくんだろうか。
それにしたって初回の登場人物の紹介が雑すぎる。

 

主要登場人物たちは主人公をどこで信用した?
終盤、主人公の行動をほかのメンツ(まともな登場人物紹介がなかったからマジで名前分からないしつまらなさ過ぎて調べる気も起きない)が見守るシーンが続いたが、どこに主人公を信用できるシーンがあった?
彼らはなにをもって主人公の行動を信頼した?そんなシーンがあったか?
登場人物たちの心境の変化が書かれていなかった。
ただ淡々と話が進んでいくだけ。

 

本田翼の活舌悪すぎ
こんなやつ説明役におくなよ何言ってるかわかんねーわ。

 

えーと、あ、内容について話す。人間ドラマにしたって医療ドラマにしたって話が薄っぺらくて浅すぎる。面白くない、以上。
ラジエーションハウスは、消去法で最も期待していたドラマだったため、非常に残念である。

 

まじでどっちもつまんなすぎてびっくりでもう丁寧に書く気も起きない。
気が向いたらちゃんとかきまぁす。(絶対書かないなこれ)

 

 

seatto006223.hatenablog.com

 

↑の記事のことも含めて自分語りします。

基本、自分はドラマは最初の一話のみで続きを見るか判断します。二話までとか三話まで見て決める人も多いと思いますが、自分は基本的に一話切りです。ひどいときは15分切りとかします。

3年A組を6話まで見たのは気の迷いと菅田将暉という男のせいです。

 

なので、おそらくこの三本ももう見ることはないと思います。

だって一時間も時間を無駄にされたんですよ?そんなドラマにまた一時間、二時間と時間を搾取されると思うだけで腹が立ちます。

一時間あったらいろんなことができます。パワプロアプリで選手が一人育成できます。二人出来るかな。本だって一冊読めるかも。

 

ドラマの一話とか、映画の冒頭十五分とか、小説の一行目とか、すごい大事だと思うんです。なに当たり前なのこと言い始めてるんだって話なんですけど。

色々な脚本家さんや、作家さんの創作のノウハウが書かれた本をここ最近読んでいます。

多くの方がドラマや映画の冒頭15分、小説の一行目を意識しています。視聴者や読者を惹きつけるため、魅力な表現を考え抜いて苦労し、努力をしてたった一行、たった15分のシーンを生み出してたのが伝わってきます。

今期の三本は、60分、拡大で枠を貰えれば更に+15分、30分(きのう何食べた?は30分枠ですが)と多くの時間を貰っているのに、視聴者を惹きつけようとする努力が見られない。そんな作品の続きなんて見る必要ないなって思うんです。

一時間も時間をもらって視聴者を惹きつけられないんだったらその程度の作品なんだなって。

ほんとに冒頭や最初の15分間って大事だな、って本当に、本当に当たり前のことなんですけど、再認識させてもらえました。